審美歯科治療の特徴
- 奥歯の銀歯がギラギラ目立つのが気になる
- 前歯の色が変色していて、他人と話す時に気になってしまう
- 近いうちに結婚式があるから、歯を見せて笑えるようにしたい
- できるだけお金をかけずに治したいけど、白い被せ物がいい
- 白い歯にできるため見た目が自然
- 寿命が長い
- 保険のプラスチックの詰め物・被せ物に比べて変色しにくい
- 表面に歯垢が付きにくいため虫歯や歯周病にかかりにくい
- 口臭(お口の臭い)の予防にもつながる
- 銀歯のように金属アレルギーの心配がない
- 保険がきかないため、銀歯よりも料金相場が高い
- 金属よりも割れたり欠けたりしやすい
- 歯ぎしりのある方、噛み合わせがとてもきつい方は治療できないことがある(破損リスクが高いため)
審美歯科治療の特徴 目次
経験44年以上、歯学博士の院長が治療
噛み合わせまでこだわった長持ちする治療
歯科技工所とは30年以上の信頼関係
見た目へのこだわりで患者さまに喜ばれる工夫
歯科用セラミックとは
セラミック治療後に痛い・しみる
経験44年以上、歯学博士の院長が治療
審美歯科治療を担当するのは、この分野で44年以上の経験を持つ院長です。院長は、詰め物や被せ物、噛み合わせを研究する「補綴学(ほてつがく)」で歯学博士の学位も取得しています。さらに診療のかたわら、18年間にわたって歯科大学で補綴学の講師を務め、歯科学生・若手歯科医師・後進の育成に携わってきました。
また、「日本顎咬合学会認定医」の有資格者でもあります。この認定医の資格は、噛み合わせについての治療技術や知識・実績を学会から認められた歯科医師だけが取得できるものです。
見た目が自然で美しい詰め物や被せ物をお作りするには、治療過程での「精密な型取り」や「土台の歯を削る技術」が不可欠。また、セラミックの詰め物や被せ物は割れやすいため、「入念な噛み合わせの分析」も必要とされます。これらの技術の習得には豊富な知識と経験が欠かせず、歯科医師なら誰でもできる、というわけではありません。
その点、当院の院長なら、豊富な経験と培った確かな技術で、美しく長持ちする詰め物や被せ物をお作りできます。自然で美しい詰め物・被せ物をご希望の方はぜひご相談ください。
噛み合わせまでこだわった長持ちする治療
セラミックは天然の歯のように美しく、金属アレルギーの心配もない魅力的な素材です。一方、金属に比べて割れたり欠けたりしやすいというデメリットもあります。
セラミックが破損する原因のほとんどは噛み合わせの問題です。歯が噛み合う力が強すぎてセラミックに異常な負荷がかかり、割れたり欠けたりしてしまうのです。
そこで当院では、セラミックに余計な負荷がかからないよう、念入りに噛み合わせを調整。患者さまが違和感なく噛めるまで、時間をかけて噛み合わせを整えていきます。複数の歯を一度に治療する際など、噛み合わせの調整が難しい場合には、治療を始める前に「フェイスボウ」という装置を使い、半調節性咬合器に模型を付けて噛み合わせ診断も行っています。
フェイスボウ・半調節性咬合器を使うことで噛み合わせのバランスや歯の位置を詳細に把握できるため、治療後の歯並びをより正確に模型で再現することが可能です。その模型をお見せしながら治療のご説明をすることもできますので、患者さまもよりご納得いただきやすいと思います。
このように私どもは噛み合わせにこだわり、長くお使いいただける詰め物や被せ物をお作りしています。これまで手掛けたセラミック治療のうち、一番長持ちしている方は35年。徹底して噛み合わせを調べ調整しているからこそ実現できた事例です。
歯科技工所とは35年以上の信頼関係
歯の詰め物・被せ物は、歯科技工所に依頼して歯科技工士という専門家が作成します。歯科技工士や歯科技工所には、入れ歯や詰め物・被せ物など、それぞれ得意分野があり、技術力や経験にも差があります。つまり、どこに依頼するかによって、詰め物・被せ物のクオリティが左右されるのです。
十分や技術力・実績のない歯科技工所に依頼すると、詰め物や被せ物の形や色が患者さまの歯に合わなかったり、お口の中で馴染まなかったりするケースもあります。こうなると作り直しが必要になり、患者さまに負担をかけお待たせしてしまいます。ご納得いただける審美歯科治療を提供するためには、白いセラミックの詰め物・被せ物を得意とする歯科技工所・歯科技工士にお願いするのが理想的といえるのです。
そのため当院では、詰め物や被せ物などを専門とする歯科技工所に作成を依頼。この歯科技工所とは30年以上の付き合いがあり、信頼のおける同じ歯科技工士に毎回担当してもらっています。技術力のある歯科技工士が作成するため、見た目がきれいなのはもちろん、お口への馴染みも良く作り直しになるケースもほぼありません。
技術力の確かな歯科技工所・歯科技工士と提携することで、ご満足いただける詰め物・被せ物をご提供しています。
見た目へのこだわりで患者さまに喜ばれる工夫
まず歯科医師が患者さまのお口の型取りを行って模型を作成し、続いて歯科技工士がその模型をもとに詰め物・被せ物を作る、というのが一般的なセラミック治療の流れです。このように工程が分かれているため、歯科技工士が患者さまにお会いして、お顔やお口の中を直接確認することは通常ありません。
しかし模型で再現できるのはお口の中だけです。患者さまのお顔の様子まではわからないため、お顔の形や雰囲気、口元に調和した詰め物・被せ物を作るのが難しいこともあります。
そこで当院では、必要に応じて患者さまのお口の中の写真を撮影し、作製を担当する歯科技工士に送付。また場合によっては、歯科技工士を医院に呼び、直接診療に立ち会ってもらう場合もあります。こうすることで患者さまのお口の中だけでなく、お顔もしっかり拝見し、詰め物や被せ物の形・色を患者さまと一緒に確認した上で作成できます。
その結果、お顔全体や口元とより調和する、美しい詰め物・被せ物に仕上がりやすいのです。患者さまから歯科技工士にご希望を直接お伝えいただくこともできるので、より治療にご納得いただけることと思います。
丁寧なカウンセリングによる納得のご提案
患者さまが抱えているお悩みや、思い描く理想の口元のイメージは一人ひとり異なります。
上記のようなお悩みやご希望を理解するため、カウンセリングを重視しています。
患者さまのお悩みをしっかりヒアリングし、噛み合わせの状態まで考えた上で、よりその方に適した治療をご提案しています。
例えば、噛む力の負荷が最も大きい一番奥の歯には、オールセラミックではなくジルコニアをおすすめしています。一般的なオールセラミックに比べ、ジルコニアは強度面で優れているからです。噛む力がかかる場所にオールセラミックを入れると、割れる可能性が高まってしまいます。ただし一番奥の歯は、歯の状態によって白いセラミッククラウンを装着できない場合があります。その場合は金属の被せ物で対応することもありますので、まずは一度ご相談ください。
また、カウンセリングや治療の詳細をよりご理解いただきやすくするために設備も充実させています。複数の歯の治療など複雑な症例の場合には「ISIシステム」というソフトを使用し、予算や治療計画をモニターに映し出しながらわかりやすく説明。またプリントしたものをお渡ししますので、治療内容をしっかりとご理解いただけ、また安心して治療を受けていただけると思います。
歯科用セラミックとは
歯科用セラミックとは、詰め物(セラミックインレー)や被せ物(セラミッククラウン)の作成に使われる素材です。
天然の歯に近い色調を再現でき、変色も少ないため、口元の見た目が気になる方におすすめです。歯科医院でのセラミックを使った治療は保険適用外となります。ここでは歯科用セラミックを使った治療のメリットとデメリットをご紹介します。
セラミック治療のメリット
セラミック治療には以下のようなメリットがあります。
セラミック治療のデメリット
メリットの多いセラミック治療ですが、以下のようなデメリットもあります。
歯科用セラミックの種類
歯科用セラミックには、大きくわけて「ガラスセラミック」と「ジルコニア」の2種類があり、見た目の美しさや耐久性(丈夫さ)の面でそれぞれ特徴があります。
こうした特徴を踏まえ、前歯なのか奥歯なのか、被せ物(クラウン)なのか詰め物(インレー)なのかなど、治療内容によって使用するセラミックを使い分けています。
患者さまのお口の状況に合わせて適切な素材を選択しないと、前歯なのに見た目が不自然、奥歯のセラミックが治療後すぐに割れてしまった、差し歯が折れてしまった、といったトラブルにつながることがあるのです。
素材選択の誤りは、歯科医院ではよくある失敗例です。当院では、こうした失敗によって患者さま後悔されることがないよう、きちんとご希望を伺いながら、一人ひとりに合った素材を選択しています。
セラミックインレーとは
セラミックインレーとは、セラミックで作られた詰め物です。虫歯などで歯が欠損した部分を埋めて、支障なく噛めるようにします。
保険のインレーではセラミックは使えないため、銀色の金属しか選択できません。セラミックインレーは自費治療ですが、見た目が良く長持ちするなどのメリットからセラミックを選ぶ方が増えています。
セラミッククラウンとは
セラミッククラウンとは、セラミックで作られた被せ物のことです。虫歯やケガなどで歯が大きく欠損した部分にセラミックの冠を被せて、噛む機能を取り戻します。
保険ではセラミックのみで作られたクラウンを使えず、銀色の金属で作るケースが多くなります。オールセラミックやジルコニアのクラウンは自費治療ですが、少し料金がかかっても自然な見た目の白い歯で治療したいと考える方が増えているのです。
最近では、出っ歯や歯並びの改善目的でセラミッククラウンを希望される患者さまもいらっしゃいます。前歯を4~6本削ってセラミッククラウンを被せるのが一般的です。しかし、治療のためには健康な歯を大きく削る必要があり、治療後に後悔される患者さまも少なくありません。場合によっては、神経を抜いて人工物で土台を作ることもあり(いわゆる差し歯)、治療した部位の寿命が短くなってしまうリスクもあります。削ったものは元に戻せないため、治療前に慎重にご検討されることをおすすめします。
セラミック治療後に痛い、しみる
セラミック治療の後に治療部位が痛んだりしみたりすることがありますが、これは一時的なもので、時間が経てば消えることがほとんどです。
治療の際の歯を削ったときの刺激(熱や振動)は、歯だけでなくその先の神経にも達します。そのため、治療直後は歯の神経が過敏になってしまい、食べ物を噛む時や、熱いものや冷たいものが歯に触れた時の刺激を敏感に察知しすぎてしまうことがあります。これが痛んだりしみたりする原因です。
一時的なものなので心配する必要はありませんが、もしも症状が長く続くなら、治療を受けた歯科医院に相談することをおすすめします。