予防歯科
- 歯のトリートメント(自費診療)
- お口の定期健診(保険診療・自費診療)
予防歯科において、豊富な経験があります
予防歯科、定期健診は、お口の健康を守るために非常に重要な治療です。 予防歯科において、さまざまな講習会、勉強会に参加し、44年以上の経験を積むことができました。
当院では3名の歯科衛生士が、可能な限り担当制(毎回同じ歯科衛生士)で予防歯科を実施していきます。
当院では歯のトリートメントを行っており、ハイドロキシアパタイト(歯の表面のキズを埋められる専用のペースト)を歯に塗り込み、歯をキレイにします。
歯の表面の小さなキズには歯垢がたまりやすく、虫歯の原因になりがちです。
トリートメントで虫歯のリスクをおさえ、汚れのつきにくい歯を手に入れましょう。
当院では、6か月に1回、入れ歯を装着している方は4か月に1回を目安に、お口の定期健診を院長が行います。
新しくできたむし歯が無いか、歯周病は無いか、お口の粘膜に口腔がんのような病気は無いか調べ、そして、歯科衛生士が歯のクリーニングを行います。
たばこが歯周病や口腔ガンの原因になることをご存じですか?お口の健康のためにも禁煙は必須です。
禁煙についてはお気軽にご相談ください。
歯科衛生士によるアドバイスをしています
予防は最大の治療とも言えます。正しく予防することで、健康なお口を保ちましょう。
当院では、国家資格を有する歯科衛生士が正しい予防法についてアドバイスをしています。
できるだけ毎回同じ歯科衛生士が担当させていただいております。
同じ歯科衛生士が担当することにより、それぞれの患者さまの経過に合わせた的確なアドバイスができます。
むし歯や歯周病は、日頃の予防が必要不可欠です。 当院の歯科衛生士のアドバイスをぜひ参考にしてみてください。
予防歯科の流れ
お口の検査(むし歯・歯周病・口腔がん)
院長が必ず、お口の中を拝見し、歯や歯茎の状態、お口の粘膜(舌、頬・口唇内側、歯肉など口腔がんの有無)を検査していきます。
初診時、前回撮影から1年半以上経過している場合は、お口全体のレントゲン写真(パノラマ写真)を撮影し、視診(眼で診る検査)だけで、歯と詰め物、被せ物との境目、歯と歯の間のむし歯など、見逃していないか調べていきます。
予約の関係上、歯科衛生士が先に歯茎の検査をし、お口のクリーニングを行った後に、院長が検査する場合もあります。
治療方法の説明
1のお口の検査で、多くの問題を抱えていらっしゃる患者さまには、カメラによる口腔内写真を撮影させていただきます。
そのお口の写真をコンピュータの画面で、院長とともに見ていただき、加えて今後の治療方法、お口の病気の予防方法についてお話させていただきます。
虫歯や歯周病の予防施術(歯のクリーニング)
むし歯、歯周病、入れ歯治療の前に、どの歯のどの部分に多くのプラークが付着しているか、それをもとに歯ブラシ、補助的清掃道具の使い方の指導、歯のクリーニングを行っていきます。
プラーク・細菌は、シロアリに例えられることがあります。
シロアリに家の大切な軒下の柱を食い荒らされているとき、すぐに大工さんにお願いする方は、いらっしゃらないと思います。
まず、シロアリ駆除・予防業者にお願いし、その後大工さんに直していただくと思います。
歯科治療も同じで、まず歯科衛生士による歯石、プラークの除去、つかないようにの指導が必須なのです。
定期検診
日本でも夏、最高気温35℃以上のところが多く、そんな中もし食べものが放置されたら、すぐに腐ってしまうと思います。
お口の中は、湿度100%、37℃と、もっと過酷な状況で、お口のなかの細菌には好都合な環境です。
そして冬は訪れませんし、毎日変わりません。
せっかく治療したお口の状態、クリーニングできれいになったお口の状態を維持していくため、細菌をはびこらせないよう、定期的な検診、お口のクリーニングがとても重要なのです。
プラークコントロール・細菌との戦い
「むし歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)は、バイキン・細菌によって引き起こされるものですよ」と言うと、一瞬ビックリしたような顔をされる患者さんがいらっしゃいます。
お口の中には細菌がいっぱいです。 この細菌が、歯や歯ぐきの病気の原因となっているのです。
一生健康な自分の歯で過ごすためには、この口の中の小さな戦場での細菌との戦いを避けて通るわけにはいきません。 ただ、漠然と“歯を磨く”だけでは、細菌は平気な顔をして歯に付着したままです。
「食べたら磨きなさい」と歯科医は良く言います。食後に食器を洗い、きれいにするように、歯に付着した食べかすを歯ブラシで取り除くようにと。
でもムシ歯、歯槽膿漏の直接の原因は何でしょう、そうです、食べかすではなく、細菌なのです。
敵をしっかり把握して、敵に向かっていかなくてはいけません。
プラークとは一体何でしょうか。歯垢(しこう)・歯に付着する垢(アカ)と間違って訳されています。 しかし本当は歯に付着した細菌の集まりをプラークと言います。
口の中にはたくさんの種類の細菌が常に存在します。
でも、夏の暴走族のようにたくさん集まらないと悪さをしないのです。
暴走族を追い払うパトカー、白バイのように、歯に付着した細菌の集まりを歯ブラシや、デンタル・フロス、歯間ブラシでバラバラにして、無毒化することがプラークコントロールなのです。
細菌の集まりプラークは、家の中のよごれと一緒で、例えばタンスと壁の間のような掃除のしにくいところ、お口の中では歯ブラシが届きにくい歯と歯の間にたまりやすいのです。
家の掃除でも掃除機やほうきできれいにできないところは、雑巾を使うように、歯と歯の間のプラークをバラバラにするには、デンタル・フロスが有効です。
歯ブラシがほうき、デンタル・フロスが雑巾だと思って下さい。
そしてプラーク・コントロールの主役は、お口のプラークの70%をバラバラにし取り除くことのできる雑巾役のデンタル・フロスなのです。
デンタル・フロスの消費量でその国民のお口の衛生状態が分かるという研究者もいるほどです。
日本の成人の80%以上が歯槽膿漏にかかっているのが現状で、そしてデンタル・フロスの消費量は国際的にかなり低いのです。
現在、食後に歯をみがいている方は、悪いことではありません。
やらないよりは、やった方が断然良いので続けて下さい。
ただ1日2回以上みがく方はそのうちの1回を、1日3回の方はそのうちの1回を、歯ブラシに加え、ぜひデンタル・フロスの使用も含めた細菌を考えたプラーク・コントロールをしてみて下さい。一生健康な自分の歯で過ごすために。
定期健診とクリーニング~歯を失わないための特効薬
日本人の中高年の方は10年間で平均5本の歯を失っています。
定期的な検診とクリーニングを受けることで、歯を守ることができます。
定期検診とクリーニングをお勧めするのは、歯の病気が、歯の小さなくぼみや溝、歯と歯の間、歯と歯肉の間(歯肉溝、歯周ポケット)に付着するバイオフィルム(プラーク、歯垢)感染症だからなのです。
バイオフィルムとは、多様な細菌が高密度に集まって、お互いに影響しあって生活している細菌の巨大集団です。
バイオフィルムは強力なバリアを持っていますので、身体の免疫力や薬剤の効果が及びません。
破壊し、除去するには、機械的に掻き取り、こすり取る他に、よい方法がありません。定期的にプロフェッショナルケア(機械での除去)で徹底的にクリーニングすることが大切です。
もちろん、定期検診では新たなムシ歯ができていないか、詰め物やかぶせ物が壊れていないか、歯周病の再発がないか、お家での歯磨きで磨き残しがないかも調べていきます。
定期健診(クリーニング)で行うこと
ホームケアのチェック
ご家庭での歯磨きで磨き残しがないかどうか、プラークの染め出しをして調べます。
普段お使いの歯ブラシやフロス、歯間ブラシをお持ち下さい。
健康状態や生活環境のチェック
患者さんの健康状態や生活環境が変わった場合に適切なアドバイスをいたします。
口の粘膜や歯ぐきにはからだ全体の病気の徴候があらわれることがあります。
むし歯や歯周病、口腔がんのチェック
新たなむし歯ができていないか、詰め物や被せ物と歯の間から2次的なむし歯が出来ていないか、詰め物やかぶせ物や義歯が壊れていないか、歯周病の再発がないかを詳しく調べます。
また、お口の中の粘膜である舌、舌の付け根、頬・唇の内側、歯肉、上顎の天井部(口蓋)の粘膜に、口腔がんのような異常が無いか詳しく調べていきます。
もし、問題が見つかった場合は、口腔外科へ精査の紹介をいたします。
疑わしい場合は、口腔内蛍光観察装置、オーラルック(ORALOOK)を用いて写真撮影し、その画像をオーラルナビシステムを使い、東京歯科大学口腔外科に送ります。
24時間以内に所見、処理のアドバイスを受け、その日または、次の日患者さんに報告いたします。
また、疑わしい粘膜の表面を少しこすり取り、日本歯科大学病理学に送り診断させていただく細胞診査(自費5,500円)も行っております。3~4日後に患者さんに報告いたします。
徹底したクリーニング
ご自分では除去できない歯の小さな窪みや溝、歯と歯の間、歯と歯肉の間、歯周ポケットの中などのバイオフィルムを、器具を使って徹底したクリーニングをします。
メインテナンス間隔の決定
ホームケアの状態、健康状態、歯周組織の状態などを総合的に判断して、むし歯と歯周病を予防するための最も適切なメインテナンスの間隔を決めます。
一般的に間隔は6か月です。部分義歯を装着されている方は、入れ歯のバネがかかっている歯が、むし歯、歯周病になりやすいので4か月です。
歯のトリートメントとは
“トリートメント”という言葉は、髪の毛で良く聞きます。
“トリートメント”とは、「栄養補給」という意味です。
歯のトリートメントは、専用のペーストがあり、それを国家資格の歯科衛生士が専用の器械と器具を使用して歯の表面に塗り込んでいきます。
トリートメントの成分は、ハイドロキシアパタイト!!
歯の表面(エナメル質)の97%がハイドロキシアパタイトで、できています。
ハイドロキシアパタイトは、水とコラーゲンに次ぎ、人体を構成するうえで非常に重要な成分です。
歯のトリートメント最大の効果
硬めの歯ブラシ、研磨剤入りの歯磨き粉や硬い食物で、歯の表面に細かなキズができてしまいます。
歯のトリートメントのペーストは、ミクロより細かいハイドロキシアパタイトの粒で、細かなキズを埋めることができます。
なぜ、歯のトリートメントをした方が良いのでしょう?
歯の表面にミクロのキズがあることにより、ムシ歯や歯周病の原因であるプラークが付着しやすくなるからです。
歯のトリートメントをすることで、歯の表面にプラークが付着しにくくなり、また歯ブラシで落としやすくなります。
お茶やコーヒー、ワインなどによる着色(ステイン)は、気になりませんか?
歯のトリートメントをすることで、着色(ステイン)が付きにくくなります(個人差がありますが効果は2ヶ月位です)。
生活習慣によっては、効果が長続きする方もいらっしゃいます。歯のトリートメントをすることによって、着色(ステイン)のない清潔感のある口元を得ることができます。
歯のトリートメントで、歯の再結晶化作用!!
歯の表面は、結晶が1つ1つ集まったもので、結晶構造が崩れると、初期虫歯(ムシ歯で穴のあく一歩手前)状態になってしまいます。
歯のトリートメントによる栄養補給をすることで、健康な歯の表面に少しずつですが、戻すことができます。
歯のクリーニング(PMTC)では、お家で落とせなかった歯の表面のプラークやステインを国家資格の歯科衛生士が徹底的に取り除いていきます。 しかし、PMTCのペーストではどうしても歯の表面に細かなキズが付いてしまいます。 歯のクリーニング(PMTC)の後の、歯のトリートメントをぜひお勧めします。
歯のトリートメントを受けられた方の感想
ツルツル感が実感できて満足
終わった瞬間にツルツル感が実感できて満足。
とても、リラックスできて1時間も長く感じなかったです。(40代女性)
ツヤが出ていてうれしかった
今まで、歯が黒ずんで見えて笑顔に自信が持てなかった。
でも、終わって鏡を見たとき、すごくツヤが出ていてうれしかった。(30代女性)
ツルツルになって、さっぱりした
ツルツルになって、さっぱりした。
長年使ってきた歯だし、一生付き合うものなので良い状態を保ちたい。(60代女性)
定期的に受けたい
まだ、はっきりと効果はわからないが、表面はきれいになった気がする。
定期的に受けたい。(30代男性)
頑張って維持しなくちゃと思う
治療前は、かなりひどい歯だった。
でも、せっかくキレイにしてもらったんだから、自分でも、頑張って維持しなくちゃと思う。(40代女性)