気まぐれ日記2014
2023/07/09
気まぐれ日記2014を読んでいただき、誠にありがとうございました。 2014-12-31
今年も、気まぐれ日記2014を読んでいただき、誠にありがとうございました。
皆様にお詫びしたいことがあります。
半年以上も、このコラムをさぼってしまいました。誠に、申し訳ありませんでした。
患者様、歯科医師会の先生、横浜市の行政の方々から、「気まぐれ日記を楽しみにしているのですが、最近書かれていないですね。」と優しいお言葉もたくさんいただきました。
この年末年始の休みを使って、参加した研修会などを思い出して、書いてみました。
来年は、このようなことがないよう、記事を書かせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
みなさま、良いお年を。
『超高齢化社会で求められる歯科とは』KOデンタル講演会 2014-11-16
有楽町朝日ホール(有楽町マリオン)で開催された、KOデンタル講演会『超高齢化社会で求められる歯科とは』-噛める喜びをもう一度-に参加してきました。
演者は大分県佐伯市でご開業の河原 英雄 先生、河原先生の技工士さんの松岡 金次 氏、練馬区でご開業の須藤 純 先生、別府市でご勤務の尾崎 洋美 先生。
先日のクイントエッセンス主催の国際歯科大会で、河原先生のご講演が満席で聴けなかったので。また私の診療所では、入れ歯の患者さんが多く、患者さんのお役にたてるヒントを、と思い参加しました。河原先生の講演は期待どおりで、すぐに私の診療に取り入れることを決めました。そして、どうしても噛めない高齢の方の総入れ歯を、河原先生の方法で調整したところ、大変良く噛めるようになりました。
最後に4人の演者と、司会のジャーナリスト秋元 秀俊 氏によるシンポジウムが行われ、秋元さんが会場に降り、聴講者にインタビューする場面がありました。そして「年に、入れ歯を何個くらい作りますか?」と質問されました。ある先生は、「年に、4,5個」、ある先生は、「月に2,3個」、前のほうに座っていたので、私にも質問がきました。私は、年に4,5個、月2,3個に内心びっくりしていました。また、他の医院が何個くらい作られているかまったく分かりませんでした。答えにくかったのですが「月に20ケースほどで、多い時で30ケースです。」とお答えしました。壇上の河原先生から、「それは、すばらしい!。先生が評価されているからですよ!。」とおっしゃってくれました。嘘を言っているといけないと思い、次の月曜日、入れ歯だけお願いしている技工所の伝票の数を調べてみました。月半ばで、伝票20枚あったので、安心しました。
今回の参加者は600名以上。先日も書きましたが、総入れ歯の関心がすごく高くなっていると思います。
日本大学歯学部卒後35周年記念同窓会 2014-11-8
東京ガーデンパレスで開催された、日本大学歯学部卒後35周年記念同窓会に参加してきました。速いもので卒業して35年目になってしまいました。
まず、「東日本大震災における宮城県の身元確認活動」という演題で、同級生の江澤 庸博 君の講演会がありました。少しショッキングなスライドもありました。江澤君は、20111年の東日本大震災時に、被災地・宮城で身元確認班班長として活動されました。
前回30周年を開催し、まだ5年しか経過していません。しかし、みんな60歳前後になり、大病をした、閉院したなど色々なことが起きていることが分かりました。また、これから色々なことが起きても、5年後40周年を、みんな元気な顔で開催できればと思いました。
小学校就学時健康診断 2014-11-6
小学校の就学時健康診断を実施してきました。この日は、内科、眼科、歯科の健康診断が行われ、40名の園児が受診されました。特に問題のある園児は、いませんでした。
BPS(超精密義歯)ミーティング 2014-10-13
東京イイノホール・カンファレンスセンターで開催された、BPSミーティングに参加してきました。
講演内容は、
①「BPS最新情報と症例」
②「2014メンバーアンケートの結果から」 「BPSのパーシャルデンチャーの応用」
③「BPS研究の最新状況とBPSの印象法に関連する考察」
④「臨床におけるBPSのチェックポイントの再考」
⑤「患者満足度をさらに向上させるBPS認定技工士への情報伝達」
このミーティングは年に一度、BPSメンバーが集まり最新の情報や、どのように臨床に取り入れているかなどの情報交換・情報共有の場となっています。現在メンバーは800名を超え、その知名度や注目度も年々上がっています。歯科大学での採用も本格的に始まり、多くの歯科大学で卒後教育に取り入れられようとしています。
今後BPSをどのように活用していったら良いのか、方向性が見えたように感じました。
第7回日本国際歯科大会 2014-10-11,12
パシフィコ横浜で開催された、クイントエッセンス出版主催の第7回日本国際歯科大会に、参加してきました。4年に1回開催されるこの国際歯科大会、今回は日本大学歯学部補綴学教室第Ⅲ講座クラウン・ブリッジ学教室の大学院の後輩、行田先生、渡邊先生、齋藤先生と一緒に参加しました。
行田先生は、この大会の講演者で、併催のデンタルショーのテーブルクリニックの講師でもあり、歯科界で大変人気のある先生です。講演中の写真を撮ってあげました。
この歯科大会で感じたことがあります。それは、今までインプラントに関しての講演が大変多く人気もありました。総入れ歯の講演などは数えるくらいで、人気もありませんでした。それが、総入れ歯の講演会場は満席、立ち見状態。立ち見もできない歯科医が会場外で長い列で並んでいました。私は、なんとか立ち見で聴講することができましたが、『なんで、今、総入れ歯?』という気持ちでいっぱいでした。私は、恩師故五十嵐教授がアメリカ・オハイオ州立大学歯学部で特に総義歯を学ばれ、教えていただいたことにより、35年前より特に勉強してきた分野です。たくさんの歯科医が、近年総入れ歯に目を向けてきていることが、少し気になっています。インプラントがNHKの報道などで問題視され、患者さんに勧めにくくなってきたから、経営的にも特殊な総入れ歯は儲かるから、などの理由で目を向けるようになったのではないことを祈ります。
土曜日終了後、後輩3人で韓国料理、そしてカラオケ、深夜まで語り合い、ビジネスホテルに宿泊、2日目に望みました。2日目は、やはり同じ教室の後輩の青島先生、大谷先生の講演を4人で聴講しました。今回の歯科大会で講演者、講演座長を務めたのは、同じクラウン・ブリッジ学教室から後輩6人、すごいことです。これも、故五十嵐教授の教えの賜だと思っています。
横浜市保育士のための歯の保健指導法研修会 2014-10-2
横浜市ロコモ予防講演会 2014-10-1
磯子公会堂で開催された、ロコモ予防講演会-GoGo健康!ロコモ予防大作戦-に講師として参加してきました。
横浜市はロコモ予防で健康寿命日本一を目指しています。ロコモとは?ロコモティブシンドロームの略称です。加齢に伴う筋力低下や骨・関節の疾患など、運動器の障害が起こり、「立つ、座る、歩く」などの移動能力が低下する状態のことを言います。生涯元気に歩ける体づくりのための講演会を横浜市18区で開催されます。
この日の講師は、神奈川健康財団・健康運動指導士の高垣 茂子 氏、やそだ整形外科リウマチクリニックの八十田 貴久 先生がメイン。私の割り当てられた時間は、たったの5分。介護が必要となる原因のトップである、転倒と身体のバランス、身体のバランス・重心動揺とかみ合わせとの関係について。お元気なうちに、歯科治療をし、しっかりとした入れ歯を手に入れ、良好なかみ合わせを獲得することが長生きの秘訣と、お話しさせていただきました。
参加者は、200名以上と思いました。みなさま真剣に聴いていただけたので、来年度からは、歯科の講演時間をもう少し長くしてもらいたいと思いました。
横浜市ロコモ予防推進検討会 2014-8-6
横浜市庁舎会議室で開催されました、横浜市ロコモ予防推進検討会に、横浜市歯科医師会の代表として参加してきました。
歯科医師の代表として、5分間のプレゼンテーションをしてきました。ロコモになる原因のトップが転倒によるものです。歯科とロコモとのの関係。言い換えますと、かみ合わせと、重心動揺による転倒との関係について。高齢者の方が元気な時に、歯科医院でしっかりと治療し、しっかりとした入れ歯を手に入れ、その方に合ったしっかりとしたかみ合わせを獲得することが、大切です。そして身体のバランスを良好にし、転倒を防ぐことにより、健康寿命の延伸に繋がります。
たった5分でしたが、整形外科医の検討会会長、行政の方々に、真剣に聴いていただき、歯科とロコモとの関係について、理解していただけたと思いました。
*ロコモとは、
運動器症候群:ロコモティブシンドロームの略です。
*ロコモ;運動器症候群:ロコモティブ シンドローム(locomotive syndrome)とは、
「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になることです。日本整形外科学会が、2007年(平成19年)に、新たに提唱しました。「ロコモ」の提唱には、「人間は運動器に支えられて生きている。運動器の健康には、医学的評価と対策が重要であるということを日々意識してほしい」というメッセージが込められています。
*ロコモの原因
「運動器の障害」の原因には、大きく分けて、「運動器自体の疾患」と、「加齢による運動器機能不全」があります。
1)運動器自体の疾患(筋骨格運動器系)
加齢に伴う、様々な運動器疾患。たとえば変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、易骨折性、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など。あるいは関節リウマチなどでは、痛み、関節可動域制限、筋力低下、麻痺、骨折、痙性などにより、バランス能力、体力、移動能力の低下をきたします。
2)加齢による運動器機能不全
加齢により、身体機能は衰えます。筋力低下、持久力低下、反応時間延長、運動速度の低下、巧緻性低下、深部感覚低下、バランス能力低下などがあげられます。「閉じこもり」などで、運動不足になると、これらの「筋力」や「バランス能力の低下」などと、あいまり、「運動機能の低下」が起こり、容易に転倒しやすくなります。
*ロコモは国民病です。
変形性関節症と、骨粗鬆症に限っても、推計患者数は4700万人(男性2100万人、女性2600万人)とされています。ロコモはまさしく国民病といってよいでしょう。吉村典子2009年
*ロコモは、「ねたきり」や「要介護」の主要な原因です。
ロコモは、「メタボ」や「認知症」と並び、「健康寿命の短縮」、「ねたきりや要介護状態」の3大要因のひとつになっています。
ご高齢の方は、これらの「加齢」や「運動不足」に伴う、「身体機能の低下」や、「運動器疾患」による痛みや、易骨折性(軽微な外傷による骨折)など、多様な要因があいまって、いわば「負の連鎖」により、バランス能力、体力、移動能力の低下をきたし、ついには、立って歩く、衣服の着脱や、トイレなど、最低限の日常生活動作(ADL)さえも、自立して行えなくなり、「健康寿命の短縮」、閉じこもり、廃用症候群や、寝たきりなどの「要介護状態」になっていきます。
*メタボとロコモ
メタボ:メタボリックシンドロームは、心臓や脳血管などの「内臓の病気」で「健康寿命」が短くなったり「要介護状態」になるのに対し、ロコモ:ロコモティブシンドロームでは、「運動器の障害」が原因でおこります。「ロコモ」と「メタボ」や「認知症」を、合併する方も多いという報告もあります(吉村典子2009年)。高齢者のtotal healthの観点からは、幅広い対応策が必要です。年を取って、寝たきりや、痴呆になって、要介護となることはできるだけ避けたいものです。これらの「健康寿命の延伸」、「生活機能低下の防止」には、予防、早期発見・早期治療が重要です。
日本臨床整形外科学会HPより引用
http://www.jcoa.gr.jp/index.html
小学校の学校歯科健診 2014-6-19,26
6月19日(木)2,4,6年生、6月26日(木)1,3,5年生の歯科健診を実施しました。健診は、まず現在歯、未処置歯、処置歯、喪失歯、要注意乳歯、要観察歯について、歯牙の診査を行います。その後、「歯列・咬合・顎関節の状態」「歯垢の状態」「歯肉の状態」を診査します。
歯牙の診査では、むし歯・未処置歯がある児童が約3割、昨年の健診の未処置歯を治療していない児童が数名いました。歯列・咬合・顎関節の状態の診査では、不正咬合の児童が約3割。歯垢の状態では、歯みがきをもう少しがんばってほしい児童が約4割、歯肉炎の児童が約1割いました。
歯ぐきの黒ずみで、約2割の児童に受動喫煙の疑いがありました。発達途中にある子どもは、大人のタバコによって深刻な影響を受ける可能性があります。中耳炎、気管支炎、肺の感染症や肺機能の低下、また、脳の働きにもさまざまな影響があることが知られています。子どもは、タバコの煙に対して無防備で、自分の意思で避けることができません。周りにいる大人が守ってあげることが必要だと感じました。
この文書を、小学校の保健だよりに載せさせていただきました。保護者の方に、ぜひ読んでいただきたいです。
いそご地域活動ホームいぶき・運営委員会に参加してきました。2014年4月1日付で、磯子歯科医師会からの推薦により、運営委員となりました。
地域活動ホームとは、横浜市の障害福祉計画に基づき、市内18区に各区ひとつずつ設置されている社会福祉法人が運営する施設で、平成26年1月現在、市内全区に設置されています。
いそご地域活動ホームいぶきは、平成17年1月にオープンしました。社会福祉法人光友会が運営管理しており、地域で生活している障害児者とその家族が、地域で安心して生活できるように、また人として当たり前の生活を営む事が出来るようになる事を目的として、事業を進めています。
横浜市保育所入所児童歯科健診事業新規登録医研修会 2014-5-15
いそご地域活動ホームいぶき・運営委員会 2014-5-1
いそご地域活動ホームいぶき・運営委員会に参加してきました。2014年4月1日付で、磯子歯科医師会からの推薦により、運営委員となりました。
地域活動ホームとは、横浜市の障害福祉計画に基づき、市内18区に各区ひとつずつ設置されている社会福祉法人が運営する施設で、平成26年1月現在、市内全区に設置されています。
いそご地域活動ホームいぶきは、平成17年1月にオープンしました。社会福祉法人光友会が運営管理しており、地域で生活している障害児者とその家族が、地域で安心して生活できるように、また人として当たり前の生活を営む事が出来るようになる事を目的として、事業を進めています。
横浜市歯科医師会第12回口腔ケア研修会 2014-3-27
神奈川県歯科医師会館6F視聴覚研修室で、横浜市歯科医師会主催の口腔ケア研修会が開催されました。
参加者は、介護支援専門員、ケアマネージャー、介護福祉士、訪問看護員などです。前半は、講義「介護職の口腔ケア」、講師は同じ委員会の三宅先生。口腔機能についての解説、要介護高齢者の口腔内の特徴、栄養改善、誤嚥性肺炎の予防に、口腔ケアが大変重要であることを、お話しされました。
後半は、横浜市歯科医師会登録歯科衛生士5名による、口腔ケアの実際を実習で行いました。参加者に水、そしてビスケットを食べてもらい、認知機能、口唇、舌、頬の動き、働きを確認していただきました。咀嚼してうがいをした後ビスケットがどんなところに残りやすいか、どのように取り除くかなど、効果的な歯磨き方、また口腔湿潤剤の有効な使い方についても体験していただきました。
画像は、横浜市歯科医師会HPより引用しました。
横浜市立大学口腔外科との交流研修会 2014-3-15
ワークピア横浜で開催された、横浜市立大学付属市民総合医療センター口腔外科との交流研修会に参加してきました。
講演①「認知症の診断と治療・ケア-予防は可能か-」、演者は市民総合医療センター 精神医療センター部長 小田原 俊成 先生。
講演②「歯科医療と認知症の接点」、演者は市民総合医療センター歯科・口腔外科・矯正歯科 部長 大村 進 先生。
小田原先生からは、今後大きな問題とされている認知症患者さんの増加、その診断、ケア、予防について。大村先生からは、認知症患者さんの歯科診療の注意点について、お話されました。
65歳以上高齢者の認知症有病者は、平成22年度全国で約440万人、全体の15%。横浜市は、約11万人。平成37年には、平成24年比1.7倍の推移です。認知症について、よく勉強していかなくてはいけないと、思いました。
横浜市歯周疾患検診実施医療機関・新規登録医研修会 2014-3-6
横浜市開港記念館で、横浜市歯周疾患検診実施医療機関・新規登録医研修会が開催されました。横浜市歯周疾患検診は、歯を失う大きな原因となっている歯周疾患の予防と早期発見を推進し、高齢期において健康で快適な生活が送れるよう支援することを目的としています。横浜市在住の満年齢40歳、50歳、60歳、70歳の方が対象で、該当年齢の期間に1回受診できます。検診費用は、500円で、70歳の方、生活保護世帯の方等は、費用が免除されます。
40、50、60、70歳の節目の検診として、横浜市民の皆さまに、ぜひ受診していただきたいと思います。
詳しくは、横浜市 健康福祉局 保健事業課 [歯周疾患検診]のHPをご閲覧ください。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/15388.html
第4回診療所で行う口腔機能向上研修会 2014-3-2
神奈川県歯科医師会会館501研修室にて、横浜市歯科医師会主催の「第4回診療所で行う口腔機能向上研修会」が開催されました。私は昨年に引き続き、司会を担当しました。
はじめに、横浜市健康福祉局高齢住宅支援課在宅支援課の室山 孝子 係長と石原 千春氏より、「横浜市の地域包括ケアシステムと介護予防事業について」、ご講演いただきました。室山係長は、以前磯子区福祉センターに勤務されていました。ちょうど同時期、私が磯子歯科医医師会の訪問歯科診療の担当をしていまして、訪問歯科診療を希望される患者さんのことで、面談、電話、FAXで、密に連絡を取り合っていただいた方でした。大変真面目で、熱心な方で、将来きっと重要なポストに就かれると思っていました。
地域包括ケアシステムとは、住み慣れた地域の中で、包括的(高齢者のニーズに応じた医療、介護、予防、多様な生活支援サービスの適切な組み合わせによるサービス提供)で、継続的(入院、退院、在宅復帰を通じて切れ目のないサービス提供)にサービスが行われる体制のこと。地域とは、日常生活圏域「おおむね30分以内に駆けつけられる圏域」、横浜市は中学校区を基本としています。
戦後のベビーブーム世代(「団塊の世代」)が75歳以上高齢者に到達する2025年(平成37年)は、65歳以上の人口が3,600万人、全人口の30%を超える年でもあります。65歳以上高齢者の認知症有病者は、平成22年度全国で約440万人、全体の15%。横浜市は、約11万人。平成37年には、平成24年比1.7倍の推移です。
室山 孝子 係長と石原 千春氏からは、横浜市の高齢者人口の推移、単身高齢者世帯、要介護者(支援)認定者、高齢者夫婦のみの世帯の増加について、多くの高齢者(6割)が在宅での生活を希望している現状をお話いただきました。
その後、日本大学歯学部摂食機能療法学講座 植田 耕一郎 教授から、「かかりつけ医の診療室で行う口腔機能向上支援と診療所から始まる在宅診療」のご講演いただきました。
口腔機能向上支援(口腔ケア)とは、①摂食機能訓練の支援・指導・教育、②口腔清掃介助・支援・指導の2本柱からなります。摂食機能訓練のデモンストレーションを交えて、お話しいただきました。
参加した会員歯科医、会員歯科医院に勤務されている歯科衛生士全員が、各自の診療所で、口腔機能向上(口腔ケア)を患者さんに、しっかり提供できる自信を持たれたと確信いたしました。
磯子歯科医師会学校歯科医研修会 2014-2-22
私は、昨年4月より、磯子区内の横浜市立小学校の歯科校医となりました。歯科校医として、磯子歯科医師会会館で開催された、平成25年度 磯子歯科医師会学校歯科医研修会に参加してきました。講師は、横浜市歯科医師会・学校歯科保健委員会、常任理事の村松 朋彦 先生。歯科と児童虐待についてお話しされました。講演後、学校歯科検診でネグレクトが疑われるケースについて、講師と参加者と長時間ディスカッションしました。
ネグレクトとは児童虐待(保護者により18歳未満の子どもに加えられた行為)の1つ。「児童の心身の正常な発達を妨げるような減食または放置」と定義され、児童虐待全体の約38%を占める。ネグレクトで児童によい日常の生活習慣が獲得されていない場合、一般的な児童に比べ口腔内にはう蝕の多発や歯肉炎、さらに口腔疾患の放置や重症化がみられる。そのような点から、歯科関係者は歯科検診や学校歯科の現場でネグレクトによる児童虐待の早期発見が求められる。なお、児童虐待防止法の第六条には「児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない」とあり、この通告に関しては秘密漏洩罪の規定その他の守秘義務に関する法律に触れるものではないとされ、歯科医療従事者は虐待を疑っただけでも、通告の義務があることが明記されている。
ザ・クインテッセンス 2009年12月号より引用
予防受診率アップのための
患者さんコミュニケーションセミナー 2014-1-30
2007年よりホームページ(HP)製作で大変お世話になっている、WEBマーケティング総合研究所主催の『予防受診率アップのための、患者さんコミュニケーションセミナー』に参加してきました。
講師は、全国各地で歯科医院のコンサルテーション、スタッフ教育で活躍されている、(有)エイチ・エムズコレクション副社長・北原 文子 歯科衛生士と、WEBマーケティング総合研究所・吉本 俊宏 代表。北原さんは、私の所属していました、日本大学歯学部アメリカン・フットボール部の元マネージャーで、医院・スタッフと患者さんとのコミュニケーションについて、吉本代表からは、ネットを使った患者さんとのコミュニケーションについて、お話していただきました。
WEBマーケティング総合研究所は、日本一親切なIT企業を目指していて、現在8,000以上の企業、士業、医院等が、ここでHPを製作されています。歯科医院は200
医院だそうで、長谷川さん(元歯科衛生士)と野澤さんが歯科を担当、今回のセミナーを企画されました。患者さんに、HPを通じて有益な情報を伝えたい、というHP製作の熱意を、強く感じました。
セミナー後も、ケーキとお茶を用意して頂き、講師と色々なお話をさせていただき、色々なアドバイス、そして気づきもあり、大変有意義でした。
日大歯学部クラウンブリッジ学講座・後輩が見学に 2014-1-8
日本大学歯学部補綴学教室第Ⅲ講座(クラウンブリッジ学講座)の大学院後輩が、見学そして技術の習得に、私の診療所に来ました。今回は、入れ歯の作製ではなく、歯の根の最終治療、根の管に薬をつめる根管充填の方法について。私の根の管に薬をつめる方法は、水平的な力を加えて行う一般的なものとは異なり、垂直的な力を加えて行います。後輩は、その方法を習得したくて、私のところに来ました。
歯の根の治療に関しての知識、術式、必要な器具など、全てにおいて、後輩はよく理解できていて、申し分ありません。ただ、ほんの少しだけ、根の薬の温め方、つめるタイミングが悪く、うまくいきません。今回、根の治療技術がなかなか上達しない原因が、良く分かりました。そして、ほんの少しだけ、改良すれば上達するということも。改良すべきところを伝え、徹底的にトレーニングするよう指導しました。
全国高校ラグビー桐蔭学園準優勝 2014-1-7
全国高校ラグビー決勝戦、神奈川代表の桐蔭学園は、大阪代表の東海大仰星高校に1トライ差で敗れ準優勝。スタッフみんなで応援しました。すばらしい試合でした。私が作ったスポーツマウスガードを使用してくれているO君、よく頑張りました。大学に進学しても、O君を応援し続けます。
羽田歯科医院:https://www.hada-dental.jp/
〒235-0023 神奈川県横浜市磯子区森1-10-7
電話:045-753-7241
交通アクセス
電車でお越しの方:
磯子駅より徒歩2分